簿記3級ネット試験に落ちた後、繁忙期の中1ヶ月対策し合格するまで
初めて受験した簿記3級ネット(CBT)試験は、58点でした。
簿記の合格点は70点以上。そう、不合格です。
たくさん時間を割いて勉強したのに合格せず…
悔しさでいっぱいでした。
「お金の基礎」を学び身につけることでお嬢様に近づきたい。
その証に、簿記の資格を取得したい―。そう考えていた私は、諦めず対策をしました。
約1ヶ月後に再度受験したところ、76点で見事合格しました!
本記事では、1ヶ月で簿記3級にリベンジするまでに取った対策をまとめます。
1ヶ月なのは、初回受験時に仕事の繁忙期だったためです。
繁忙期終了が1ヶ月後と分かっていたので、仕事が忙しくなく体も休めやすい時に再受験しようと決めました。
簿記3級ネット試験対策①:CPAラーニングの対策講座を受講
最初の受験で不合格になった直後に、私はCPAラーニングのネット試験対策講座を見ることにしました。
元々、CPAラーニングの簿記3級講座を受講していました。
メールアドレスでアカウント作成するだけで無料で利用できます!
しかしそれで満足してしまい、ネット試験対策講座までは受講していませんでした。
この講座では、CBT方式に特化した対策方法を知ることができます。
- 問題は1→3→2の順番で解く
- 時間配分
- 出題傾向から見る具体的な勉強方法
など……
試験範囲を講座で一周した後、真っ先に見るべきでした。受験前に知りたい情報がいっぱいです!
簿記3級ネット試験対策②:出題傾向に合わせて勉強をする
先のネット試験対策講座で学んだ内容を元に、1ヶ月間次の通り復習しました。
第一問対策:毎日徹底的に仕訳問題を解く
最初に取り組んだのは、第一問の仕訳問題対策です。
ネット試験対策講座で「毎日最低1問は仕訳問題を解くべき」と言われていたので、毎日1問でも解けるように時間を作りました。
毎日やることはハードル低くするのが大事ですからね
- 出社時や外出時:問題集を持ち歩いて解く
- 問題集を持ち歩けない時:スマホアプリ「パブ簿記lite」で練習する
問題集で間違ったところ、正解したけれど解き方・理解が怪しいところには印をつけておきます。何度も復習して、苦手をなくすためです。
問題文を見てすぐに勘定科目・計算のいらない金額を入力できるようになれば、力がついたと言っていいでしょう。
毎日やったおかげか、再受験時の第一問は1問のみミスで42点でした!
第三問は精算表対策を重点的にやる
続いての関門は決算処理が問われる第三問。こちらは、精算表対策を重点的にやりました。
精算表が書けるようになれば、他の決算処理もできるようになるからです。
最初に受験した時の第三問が精算表で、まったく歯が立たずに悔しい思いをしたから…というのもあります
精算表はノートに書き起こすのが大変なので、CPAラーニングの模擬試験を利用しました。
また本番と同様にA4用紙を用意して、仕訳や計算を書きこみました。
書き込む際には、振り返りができるように、計算の前に当てはまる問題番号を書きました。
いずれ再度ネット試験を受けるので、慣れるためにも丁度いいですね
模擬試験を受けた際には全体の得点を気にせず、第三問でどこが正解か、どこが間違いか、そして処理過程をちゃんと理解できているかを確認しました。
メモ用の紙で理解度をチェックします!
この対策は、土日を中心に実施しました。
模擬試験自体に1時間、その後の振り返りにも時間を割いていたので、時間のある休日にやらざるを得なかったからです。
ただし、間違えた分野の仕訳問題は、第一問対策と合わせて空き時間に解くようにしていました。
第二問対策は第一・第三問で安定して得点できてから取り組む
最後に第二問対策ですが、正直ほとんどやっていません。
第一問・第三問の配点が大きいので、この2点で確実に点を取れるようにするのが、私の勉強方針だったからです。
とはいえ何も対策をしていなかったわけではありません。
基本的には第三問と同様、
模擬試験を解く→わからないところを問題集の基礎問題で解いて復習する
を繰り返していました。
後半2週間は苦手分野をやる
この対策を2週間ほどやると、何度も間違えてしまう苦手分野がはっきりします。
試験までの後半2週間は、苦手分野を中心に解いていきましょう。
私の場合、苦手分野は以下の通りでした。
- 貸倒引当金の決算仕訳と損益計算書・貸借対照表へ記入する金額
- 減価償却費を求める際に「残存価格は取得原価の◯%」という設定がある問題
- 小切手の振り出し・受け取りの勘定科目(当社振出なら当座預金の貸方、受け取りなら指示がなければ現金)
- 現金過不足(借方にあるなら実際より多い?少ない?)
きっと、私と同じ苦手分野の方、いらっしゃると思います……
こればかりは数をこなして、慣れるのみ!です!
「コツを掴んで反復練習すれば」、簿記3級に合格できる!
よく簿記3級は「簡単に合格できる」と言われます。
が、それは「(効率よく勉強する時間を割けば)簡単に合格できる」ということではないでしょうか。
そして、効率よく勉強するためのコツを掴むのが難しいのです。
合格率の低さが、それを物語っていると思います
時間をかけて基本的な仕訳や処理を理解し、試験の解き方にも慣れる。
この2点を抑えることが、簿記3級合格の近道です。
不合格で落ち込んでしまうこともあると思いますが、しっかり戦略立てて取り組みましょう!
次は、簿記2級取得を目指します!