お嬢様の書架

【読書感想文】スコット・アラン『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』

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今回は『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』について読後の感想を書いていきます。

ルネ
ルネ

世間に溢れるさまざまな人生論・ライフハックをぎゅっと一冊にまとめたような本で、誰が読んでも学びを得られる本です!

『GREAT LIFE』書籍情報

出版年2023年4月21日
ジャンル自己啓発・人生論
著者スコット・アラン 著
弓場隆 訳

『GREAT LIFE』を手に取った理由

この本はKindle Unlimitedのおすすめで出てきたので読んでみました。

Kindle Unlimitedを利用し始めて以来、紙の本で買ったり読んだりするにはハードルの高い自己啓発書やライフハック本を読んでいました。

しかし何冊読んでも、いまいちモチベーションが上がらなかったり、今何をすればいいかという方針を見失ったりしていました。

そうした想いを抱えていた中で出会った『GREAT LIFE』では、

  • 何を(What)
  • どうやって(How)
  • どれくらいやるのか(When)
  • なぜやるといいのか(Why)

をわかりやすく説明しており、心に響く部分が多かったのです。

『GREAT LIFE』で最も響いた部分

『GREAT LIFE』は100の項目からなり、「はじめに」で筆者が述べているように、1項目につき3分ほどで読める構成になっています。

そしてどの項目も、

  • やるべきこと
  • その理由
  • やるべきことをやるための、具体的な方法

という構成でできていて、本を閉じてすぐに実践できることも多々あります。

どの項目も深く頷けることばかりですが、その中で私に響いた2箇所を抜粋し紹介します。

①テレビや動画のダラダラ視聴を防ぐためには

人びとは一日平均 5時間もテレビや動画を見ているというのが実態だ。(中略)毎年、画面を見ながら 2か月半も漫然と過ごしているのを想像できるだろうか。(中略)完全にやめる必要はないかもしれないが、テレビや動画を見るのを一日に 1時間に限定するだけでも時間の大きな節約になり、生涯で数年間の喜びが増える。

スコット・アラン『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』P.91

1年のうち2ヶ月半もテレビや動画を見る時間に当てられているという事実が衝撃的です。

これは平均時間なので、実際はもっと多いかもしれないですよね。

ルネ
ルネ

この時間をもっと人生を良くすることに使えたら……!

著者はこの時間を減らして有意義に過ごす8つのヒントを記しています。

テレビや動画を見る時間を減らし、ライフスタイルを改善するための方法は8つある。

①オンラインビジネスを立ち上げて副収入を得る

②将来の計画を立てる

③外国語を学ぶ

④家の片づけをする

⑤家族と質の高い時間を過ごす(ただし、これにはみんなでテレビを見る時間は含まない)

⑥よりよい仕事を手に入れるための新しいスキルを身につける

⑦年に20冊の本を読む

⑧運動をして無駄な脂肪を落とす

スコット・アラン『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』P.91

どれもこれも、ソファで寝転がっていてはできないことばかりですね。

ルネ
ルネ

スマホアプリを駆使したり、聞くだけ・見るだけで済むなら寝転がっていてもできるかもしれません。

が、それでは意義のある行動とは言い切れないので、やはり姿勢を正して手を動かすことが鍵と言えるでしょう。

「手を動かす」に関連して。

最近私はゲームクリエイター・桜井政博さんのYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」を見ることにハマっています。

その中で特にシンプルかつ効果絶大なノウハウとして伝えられているのが

「とにかくやれ!」

です。

手を動かす、書く、作る、調べる、出かける……。

自分の人生をテレビや動画に取られすぎないためには、「とにかくやる」の姿勢が大事なのかもしれません。

②失敗は敵ではなく味方

人生で失敗は避けられない。失敗は学習のための貴重な経験である。ところが私たちは失敗を成功の敵とみなしがちだ。失敗は敵ではなく、成功の秘訣を教えてくれる味方である。正しい方法を見つけるためには、ときには間違った方法で学ぶ必要がある。

スコット・アラン『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』P.120

特に「ときには間違った方法で学ぶ必要がある」というところにハッとしました。

私には何をするにも常に最適解ばかり模索する癖があるからです。

しかし、最適解は失敗から得られる場合もあると分かりました。

ルネ
ルネ

なにかの課題に対してお勧めされた方法でも、自分の生活スタイルに合うもの合わないものがありましたね

「どの方法・環境だと失敗してしまうのか」というデータを得るために失敗する、と考えておくのが大事ですね。

『GREAT LIFE』を読み終えた感想

『GREAT LIFE』を読み終えて、考え方と行動の両方を変えていくことの大切さを実感しました。

それまで私は、何か成し遂げたいことがある時はまず行動、と考えていました。

しかし本書には、マインド(考え方)を変えることの重要さも書いてあります。

行動を支えるのは心と体だから、マインドを変えることも重要だとよく理解できました。

おわりに

以上、『GREAT LIFE』の読書感想文でした。

冒頭で述べた通り、この本は万人にお勧めできる本だと思います。

あらゆる問題や人生につきものの課題について解決策を提示してくれる本だからです。

具体的なアクションプランも提示してくれているので、読み終えた後の実行も簡単にできます。

すべてを実践するのは難しいので、まずは自分に刺さったものから少しずつ取り入れてみましょう。

ABOUT ME
ルネ
ルネ
2019年に現会社に新卒入社。仕事での度重なる失敗から自己嫌悪が募り、体調を崩し休職も経験。日々の生活をゴールのない迷路のように感じ始めた頃、高校時代からの愛読書『儚い羊たちの祝宴』に収録の「身内に不幸がありまして」メインキャラクター、丹山吹子お嬢様に強烈に惹かれ、憧れるようになる。 以来、「克己心を持ち合わせた、品格ある美しい人になる」ことを人生の目標として、日々の生活を送ることに。
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